日本教師学学会 第17回大会 プログラム
大会概要(会場・参加費) はこちら
大会概要(印刷用PDF) はこちら
三郷キャンパスMAP・会場案内図 はこちら
※終了しました。
3月5日(土)【第1日】講演・自由研究発表①・懇親会
11:00~ 理事会
13:30~ 受付
14:00~15:30 講演 会場:521教室
テーマ
|
現代社会の動向と教師のあり方・課題
|
---|---|
講師
|
梶田叡一 (奈良学園大学学長)
|
趣旨
|
優等生的でヒヨワな教師が増えてきたと言われる。あらためて「教育は人なり」という言葉を噛み締めてみなくてはならない。多面的な学習を的確な形で成立させるために,また人間的な成長・成熟を適時適切に図っていくために,現代の教師が身につけておくべき資質能力は何か,が問題とならざるを得ない。現代日本はグローバル化が急速に進展しつつある社会であり,それはまた知識基盤社会でもある。そうした中での教師のあり方,また教員養成のあり方,を考えてみたいと思う。
|
15:45~17:50 自由研究発表① 発表15~20分,質疑5~10分 ○=発表者
<分科会A> 会場:521教室
進行:姫野完治(北海道大学),寺町晋哉(大阪大学)
15:45~
|
若手教員の実践知はどう育まれるか
―専門職としての実践知発展及びその環境要因の考察―
○小田 郁予(東京大学大学院)
|
---|---|
16:10~
|
初任者教師の成長を支援する校内研修に関する事例研究
○丸山 裕輔(五泉市立五泉小学校)
鈴木 真史(五泉市立五泉小学校)
内田 祐介(五泉市立五泉小学校)
|
16:35~
|
教育行政に教職経験・専門性を活かす指導主事の役割
―大阪府教育委員会指導主事対象アンケート調査をもとに
○宮坂 政宏((株)ERP・奈良学園大学・大阪市立大学)
|
17:00~
|
特別支援学校の教頭職における課題の明確化
○髙橋 健(新潟県立新潟聾学校)
|
17:25~
|
全体討議
|
<分科会B> 会場:525教室
進行:酒井朗(上智大学),藤原顕(福山市立大学)
15:45~
|
初任期日本語教師の感じる「面白くなさ」を探求する
~TAEリフレクションによる分析~
○小林 浩明(北九州市立大学)
○若杉 美穂(福岡外語専門学校)
|
---|---|
16:10~
|
新人教師の実践知の形成
─福山市立大学教育学部卒業生を対象とした事例研究─
○藤原 顕(福山市立大学)
森 美智代(福山市立大学)
濵原 泉(福山市立大学)
|
16:35~
|
小学校初任者教員の現場適応の困難性と教員養成課程で
身に付けるべき教師力の意識に関する研究
○大前 暁政 (京都文教大学)
|
17:00~
|
家庭科教師における調理実習指導の熟達;指示と発問の検討から
○河村 美穂(埼玉大学)
佐藤 那奈(埼玉県八潮市立八幡中学校)
|
17:25~
|
全体討議
|
<分科会C> 会場:5210教室
進行:前川幸子(甲南女子大学),脇坂豊美(甲南女子大学),井上加奈子(熊本保健科学大学)
15:45~
|
看護系大学生が就職先を精神科に決定する要因
○安藤 愛(福岡県立大学)
松枝 美智子(福岡県立大学)
|
---|---|
16:10~
|
呼吸音を聞き分けて看護する技を伝える過程
-シミュレーション教育場面の映像による分析-
○牛田 貴子(湘南医療大学)
栁澤 節子(信州大学)
|
16:35~
|
看護技術の教育方法および評価における
「主体」への注目に関する文献検討
-看護基礎教育の場合-
○神原 裕子(東京有明医療大学)
|
17:00~
|
A看護師の終末期にある患者への援助における
省察的実践プロセスの様相の特徴
-Schӧn,D.の省察的実践論を通して(その4)-
○阿部 朋子(甲南女子大学)
前川 幸子(甲南女子大学)
|
17:25~
|
看護教員の成長につながる質的転換(その2)
○薄井 嘉子(福岡女学院看護大学)
前川 幸子(甲南女子大学)
阿部 朋子(甲南女子大学)
井上 加奈子(熊本保健科学大学)
|
17:50~
|
全体討議
|
<分科会D> 会場:5213教室
進行:浅田匡 (早稲田大学),児玉佳一(東京大学大学院)
15:45~
|
小学校における同学年教師の「交換授業」による同僚性の構築
○木村 慶哲(広島市立長束小学校)
|
---|---|
16:10~
|
“学びあいの場”における教師のシステミックな学びへの転換
○竹村 哲(富山大学)
|
16:35~
|
学び合いの学校文化をもつ小学校教師の文化適応
―インタビューによる事例の検討から―
○児玉 佳一(東京大学大学院)
|
17:00~
|
授業リフレクション研究のリフレクション記述における
自己対象化の4相
○澤本 和子(日本女子大学)
|
17:25~
|
全体討議
|
<分科会E> 会場:5215教室
進行:田村由美(日本赤十字看護大学),熊田岐子(奈良学園大学)
15:45~
|
小中一貫校における教師のニューカマーの子ども対応
に関するアクションリサーチ
~教師と子どもの時間的展望の関係から~
○石島 照代(東京大学大学院)
|
---|---|
16:10~
|
外国人留学生と日本人学生の混在型授業における
教師への期待感に関する質的分析
○尹 得霞(東北大学)
|
16:35~
|
公立学校における不登校・中退における生徒指導の課題
-外国人児童生徒の挫折体験からの考察-
○オチャンテ 村井 ロサ メルセデス
(NPO法人Mixed Roots x ユース x ネット★ こんぺいとう)
|
17:00~
|
芸術を通した知的障害児の社会的包摂におけるニーズ及び障壁の検討
―特別支援学校教員アンケートとアートワークショップの事例報告から―
○池亀 直子(秋田公立美術大学)
|
17:25~
|
全体討議
|
18:00~ 懇親会受付
18:15~ 懇親会
会場:食堂「カトル・セゾン」(三郷キャンパス2号館1階)
3月6日(日)【第2日】自由研究発表②・総会・シンポジウム
9:00~ 受付
9:30~11:25 自由研究発表②
<分科会F> 会場:525教室
進行:野田貴代(愛知きわみ看護短期大学),出口睦雄(愛知きわみ看護短期大学)
9:30~
|
看護学生の精神疾患患者に対するイメージの変化
-精神看護学実習前後の比較-
○出口 睦雄(愛知きわみ看護短期大学)
野田 貴代(愛知きわみ看護短期大学)
|
---|---|
9:55~
|
学生が「もっと学びたい」と思える母性看護学実習のあり方
-分娩立ち会いの有無と実習の捉え方の視点から-
○野田 貴代 (愛知きわみ看護短期大学)
出口 睦雄 (愛知きわみ看護短期大学)
都竹 友季子(愛知きわみ看護短期大学)
|
10:20~
|
先輩学生との交流授業の教育的意義
-介護実習に向けての新たな事前学習の試み-
○増田 いづみ(田園調布学園大学)
|
10:45~
|
教員免許状を取得する学生は自分の性格をどのようにとらえているのか
―Big Fiveに基づいた質問紙調査による検討―
○三和 秀平(筑波大学大学院)
外山 美樹(筑波大学)
|
11:10~
|
全体討議
|
<分科会G> 会場:5210教室
進行:石上靖芳(静岡大学教職大学院),太田雄久(奈良学園大学)
9:30~
|
数学科における学習者の有する誤概念の修正方略の検討
―中学校数学教師への質問紙調査から―
○宮下 友樹(静岡大学教職大学院)
石上 靖芳(静岡大学教職大学院)
|
---|---|
9:55~
|
主体的な学習を深化・促進させるためのベテラン教師の談話方略の抽出
―小学校社会科単元の地理的分野を対象として―
○火物 憲二(静岡大学教職大学院)
石上 靖芳(静岡大学教職大学院)
|
10:20~
|
教室談話の紡ぎ方による教師の専門性
-小学校二年生の算数学習における数式の表出に着目して-
○茂野 賢治(東京大学大学院)
|
10:45~
|
子どもの視点の分析をもとにした小学校理科の授業開発とその実践
○太田 雄久(奈良学園大学)
|
11:10~
|
全体討議
|
<分科会H> 会場:5213教室
進行:河村美穂(埼玉大学),丸山範高(和歌山大学)
9:30~
|
教職志望学生の「素材の教材化」に関する事例研究
○佐竹 貴明(北海道大学大学院教育学院)
|
---|---|
9:55~
|
学部教育における学生の授業設計の手がかりに関する一考察
○阿部 藤子(東京家政大学)
澤本 和子(日本女子大学)
|
10:20~
|
教職大学院学卒院生の小学校国語科単元開発と
その実践を通しての授業力量向上の検討
―ALACT モデルに依拠した実践と省察の分析から―
○志村 卓史(静岡大学教職大学院)
石上 靖芳(静岡大学教職大学院)
|
10:45~
|
カリキュラム開発者としての家庭科教師像の変遷
─家庭科教師に求められる資質・能力に関する言説から─
○瀨川 朗(東京都市大学付属中学校・高等学校)
河村 美穂(埼玉大学)
|
11:10~
|
全体討議
|
<分科会I> 会場:5215教室
進行:生田久美子(田園調布学園大学),畠山大(作新学院大学女子短期大学部)
9:30~
|
主体性・創造性を育む音楽科教育活性化における研究
~ 音楽科を核とした合唱劇の取り組みから ~
○瀧明 知惠子(奈良学園大学)
|
---|---|
9:55~
|
Dialogic Teaching(対話的教育)によるアクティブ・ラーニングの検討
―教職大学院における実践事例から―
○荒巻 恵子(東京大学大学院)
|
10:20~
|
家庭科におけるアクティブ・ラーニングへの試み
○西江 なお子(池田市立石橋南小学校)
|
10:45~
|
バスケットボールのシュート動作を対象とした
感覚の可視化と言語化の試み
~人型入力デバイスによる3Dデッサンを用いた
動作イメージ指導に関する質的分析~
○北村 勝朗(東北大学)
生田 久美子(田園調布学園大学)
|
11:10~
|
全体討議
|
11:40~12:00 総会 会場:521教室
12:00~12:45 昼食・休憩
・キャンパス内の飲食店は日曜休業です。コンビニは正門から600m先にあります。
・会場およびキャンパス内は全面禁煙です。ご了承ください。
12:45~15:15 シンポジウム 会場:521教室
テーマ
|
Theory in Practice を考える:「実践における知」はいかに身につくのか
|
---|---|
コーディネータ
|
浅田 匡 (早稲田大学)
|
シンポジスト
|
伊藤聡子(神戸市立医療センター中央市民病院)
杉浦治之(浜松日体中学校)
姫野完治(北海道大学)
|
趣旨
|
理論と実践との乖離の問題は,教育実践や看護実践において問題とされてきた。ここでの理論とは,いわゆる学問知である。しかしながら,教師学においては,実践者自身が持つ理論,それはTheory in Practice(TiP)であり,状況に組み込まれた知を理論と考えられているだろう。そして,教師学における理論は,状況に組み込まれているが故に,TiPは教えることが難しく,経験から学ぶ,リフレクションによる学び,ということが重視されるだけでなく,行為(action)と一体化した特徴を持つと考えられる。それ故,TiPは個別性があり,膨大なエピソードに基づく理論であるが,それは経験からしか学べないということではないだろう。本シンポジウムでは,看護や学校教育におけるTiPの具体的な例を実践者から示していただき,TiPの特徴を明らかにするだけでなく,TiPを病院や学校現場でどのように学び,伝えているのかを,「学び続ける」ということをキー概念として考えていく。
|
15:15 終了予定